遺族が整理するべき手続き

葬儀の後に整理しないといけない手続き

葬儀後には、様々な手続きを行う必要があります。これは誰もがやるべき手続きになるので、いざという時にスムーズにできるように把握しておきましょう。

年金手続き

年金の手続きには、年金手帳が必要になります。故人が年金を受け取っていた場合はもちろんですが、受け取っていない場合でも手続きが必要になります。

残された遺族が今後の生活を送るために、「死亡一時金」や「遺族年金」を受け取れる、大切な手続きとなっています。

保険の手続き

保険には、「健康保険」や「生命保険」がありますが、どちらとも手続きが必要になります。

これらの手続きには、必要な書類や印鑑などといった、準備をするものが多くなります。そのため、何が必要なのかを事前に確認をしてから、遺品整理の際に置き場所を確認しておくと、いざという時に手続きがスムーズになります。

預貯金の手続き

故人の預貯金を、誰にも相談せずに勝手に下すと、親族内でトラブルに発展する場合があります。そのため、金融機関は故人の預金口座を凍結します。

相続人が凍結された預貯金を下す際には、「通帳」「相続人全員の印鑑証明証」「遺産分割協議書」が揃ってから、初めてお金を下すことができます。お金が絡むデリケートな手続きなので、相続人が全員集まる場などでよく話し合うようにしましょう。

相続による遺品整理のトラブル

遺品の整理をする前に、「相続」を考える必要があります「相続」の手続きをしていないと、トラブルになる可能性があるので注意が必要です。

まず、「相続」には3種類あるので詳しくご紹介します。

相続の中で一番簡単な「単純承認」

単純承認とは、相続を個人から全て引き継ぐことを言います。財産名義を書き換えるシンプルな手続きですが、もし個人に借金などがある場合は、その負債も全て引き継ぐことになるので注意が必要になります。

財産に負債があるときに有効な「限定承認」

これは、財産に自分にとってプラスになる財産もあるけど、借金などの負債もある場合に有効な手続きです。

つまり、故人が亡くなった後に負債が見つかった場合、その負債を個人の財産から差し引いた分を相続できます。そのため、故人に負債があっても限定承認をすることで、あなたの財産を守ることができます。

全ての財産を相続しない「相続放棄」

相続放棄とは、故人の財産を全て相続しないという意味合いがあります。そのため、故人に多額の負債がある場合に有効です。

また、相続放棄をする場合は基本的に、遺品整理をしてはいけません。もし少しでも遺品整理をすると、相続の意思があるとみなされ「単純承認」になってしまいます。

相続放棄をする場合には、これらのことを踏まえて自分の意思表示をしっかり固めることが必要です。

名義変更に必要な書類を用意

故人に、不動産や加入しているサービスがある場合には、名義変更や解約手続きに際に、必要書類などを準備しなければなりません。

ここでは、各項目に必要な書類をご紹介します。

株式

証券会社などの窓口で手続きを行います。

  • 株式名義書換請求書
  • 株券
  • 故人の戸籍謄本
  • 除籍謄本
  • 改正原戸籍謄本
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 印鑑証明証
  • 遺産分割協議書

自動車所有権

陸運局支局で手続きを行います。

  • 所有者移転申請書
  • 自動車検査証
  • 故人の戸籍謄本
  • 除籍謄本
  • 改正原戸籍謄本
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 印鑑証明書
  • 遺産分割協議書(陸運局指定の用紙)
  • 相続人の委任状
  • 自動車税申告書
  • 手数料納付書
  • 車庫証明書

クレジットカードの解約

各クレジットカード会社に問い合わせて手続きを行います。

  • 解約手続き書類
  • クレジットカード会社の指定するもの

携帯電話の解約

契約先に連絡し、必要書類を確認した上で準備をしましょう。

  • 亡くなったことを確認できる書類
  • 来店する人の本人確認書類

家族が亡くなって、葬儀などで心身ともに負担がある時期ですが、後々トラブルにならないように、これらの書類を早めに探しておき手続きを済ませるようにしましょう。

遺品整理から手続きまで対応してくれる業者

上記のような手続きを遺族だけで行うには、時間と体力を消耗します。

そんなときに、遺品整理業者に依頼をすると、確実にスムーズに手続きをすすめてくれます。

  • 保険の手続き
  • 車両の売買・処分
  • 不動産の売買・処分
  • 行政手続き
  • 銀行手続き
  • 司法書士への相談

遺品整理業者はこのような、細かい手続きまで代行して行ってくれます。分かりにくい手続きを、遺族で抱え込む必要はありません。

業者はプロなので、依頼者の気持ちをくみ取った丁寧な対応をしてくれます。故人や自分のためにも、遺品整理を業者に任せてみるのも一つの方法かもしれません。